現在表示しているのは、次のバージョン向けのドキュメントです。Kubernetesバージョン: v1.20

Kubernetes v1.20 のドキュメントは積極的にメンテナンスされていません。現在表示されているバージョンはスナップショットです。最新のドキュメントはこちらです: 最新バージョン

Podをノードに割り当てる

このページでは、KubernetesのPodをKubernetesクラスター上の特定のノードに割り当てる方法を説明します。

始める前に

Kubernetesクラスターが必要、かつそのクラスターと通信するためにkubectlコマンドラインツールが設定されている必要があります。 まだクラスターがない場合、Minikubeを使って作成するか、 以下のいずれかのKubernetesプレイグラウンドも使用できます:

バージョンを確認するには次のコマンドを実行してください: kubectl version.

ラベルをノードに追加する

  1. クラスター内のノードのリストをラベル付きで表示します。

    kubectl get nodes --show-labels
    

    出力は次のようになります。

    NAME      STATUS    ROLES    AGE     VERSION        LABELS
    worker0   Ready     <none>   1d      v1.13.0        ...,kubernetes.io/hostname=worker0
    worker1   Ready     <none>   1d      v1.13.0        ...,kubernetes.io/hostname=worker1
    worker2   Ready     <none>   1d      v1.13.0        ...,kubernetes.io/hostname=worker2
    
  2. ノードの1つを選択して、ラベルを追加します。

    kubectl label nodes <your-node-name> disktype=ssd
    

    ここで、<your-node-name>は選択したノードの名前です。

  3. 選択したノードにdisktype=ssdラベルがあることを確認します。

    kubectl get nodes --show-labels
    

    出力は次のようになります。

    NAME      STATUS    ROLES    AGE     VERSION        LABELS
    worker0   Ready     <none>   1d      v1.13.0        ...,disktype=ssd,kubernetes.io/hostname=worker0
    worker1   Ready     <none>   1d      v1.13.0        ...,kubernetes.io/hostname=worker1
    worker2   Ready     <none>   1d      v1.13.0        ...,kubernetes.io/hostname=worker2
    

    上の出力を見ると、worker0disktype=ssdというラベルがあることがわかります。

選択したノードにスケジューリングされるPodを作成する

以下のPodの構成ファイルには、nodeSelectorにdisktype: ssdを持つPodが書かれています。これにより、Podはdisktype: ssdというラベルを持っているノードにスケジューリングされるようになります。

apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
  name: nginx
  labels:
    env: test
spec:
  containers:
  - name: nginx
    image: nginx
    imagePullPolicy: IfNotPresent
  nodeSelector:
    disktype: ssd
  1. 構成ファイルを使用して、選択したノードにスケジューリングされるPodを作成します。

    kubectl apply -f https://k8s.io/examples/pods/pod-nginx.yaml
    
  2. Podが選択したノード上で実行されているをことを確認します。

    kubectl get pods --output=wide
    

    出力は次のようになります。

    NAME     READY     STATUS    RESTARTS   AGE    IP           NODE
    nginx    1/1       Running   0          13s    10.200.0.4   worker0
    

特定のノードにスケジューリングされるPodを作成する

nodeNameという設定を使用して、Podを特定のノードにスケジューリングすることもできます。

apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
  name: nginx
spec:
  nodeName: foo-node # 特定のノードにPodをスケジューリングする
  containers:
  - name: nginx
    image: nginx
    imagePullPolicy: IfNotPresent

構成ファイルを使用して、foo-nodeにだけスケジューリングされるPodを作成します。

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